ASUS VivoTab Note 8とTransBook T100TAの比較、違いをまとめ。
この2端末はスペックが同じですので、どちらを買うか迷う人も多い
かもしれません。(Atom Z3740、メモリ2GB、32ビットWindows8.1)
※T100TAの2014年8月発売秋モデルCPU:Atom Z3740→Atom Z3775へスペックアップ
新型TransBook T100TAの2014年秋モデル
簡単に言えば、8インチと10インチの違いですが、その他の違いを
挙げてみましょう。
<重さ>
重さはVivoTab Note 8のほうが690gも圧倒的に軽い。
これはキーボードドック付きでの重量差ですので、
T100TAをタブレット部分だけに切り離しますと差は170gに。
もちろんT100TAはタブレットとして単独で機能しますので、
これだけ持ち歩いて使えます。
170gなら、差は無いに等しいと感じる人もいるでしょうが、
例え1kg越えても物理キーボードがあることは大きなメリットでもあります。
(しかもキーボード内に+500GBのHDD内蔵モデルもあり)
◆ASUS TransBook T100TA
1.07kg
(HDD 500GB内蔵タイプ1.133kg)
ASUS TransBook T100TAタブレットのみ
550g
キーボードドック(HDD 500GB)
約583g
◆ASUS VivoTab Note 8 (M80TA)
約380g
長い間使うと、結局、重い端末は持って行きたくなくなるもので、
ある程度機能を削っても、軽いというのはモバイル端末最大の強み。
<価格>
実売価格でT100TAがVivoTab Note 8より1~2万円程度高くなる。
画面サイズが大きく、キーボード付きなので当然。(HDD付きも)
むしろ、わずか1万円程度上乗せでT100TAが買えるなら安いとも
言えましょう。
ちなみにT100TAの32GBでHDDなしofficeなしモデルですと、
VivoTab Note 8と同額程度になっています。
office不要の人ならお得かも。
→無料のoffice互換ソフトを使う手も。
<違い>
TransBook T100TAはタブレット+キーボードドック、すなわち
専用キーボードがありますが、VivoTab Note 8はタブレットのみ。
→別途、キーボード(Bluetooth、USB)を買えば補えます。
<本体容量>
TransBook T100TAには32GB、64GBがありますが、VivoTab Note 8は
本体32GBモデルのみ。64GBモデルあります、同等。
→マイクロSDカードスロットがありますのでSDカードで補えます。
→クラウドの活用
(Dropbox、GoogleDrive、OneDrive、Amazon Cloud Drive、ASUS WebStorage)
<HDD>
T100TAにはキーボードの中に500GBハードディスクを内蔵しているモデルがあります。
→しかしT100TAもタブレット部分だけ持ち出すと容量は本体内のみ=この点、両者同等
→VivoTab Note 8でも、USB(マイクロ変換)から別途、外付けハードディスクという手段もあり
→クラウドの活用
(Dropbox、GoogleDrive、OneDrive、Amazon Cloud Drive、ASUS WebStorage)
<バッテリ>
両者とも長時間バッテリーですので、朝から夜帰るまでは余裕で駆動。
数日以上でもいけそう。
※注意:(T100TAにやや不利な噂)
T100TAにキーボードドックのドッキング状態ですと、
ハードディスク駆動のため電源消費しますので、タブレット単体より
短い駆動となります。
加えて、スリープからの復帰動作に敏感なのか何なのか、
キーボードとタブレットを閉じてスリープのはずなのにバッテリがかなり減っている
という噂、あるいはキーボードドッキング使用だと8時間程度の駆動になる
というレビューも。
※VivoTab Note 8に不利な考え方)
端末に1つだけのマイクロUSBで充電しますので、USB周辺機器使用中は
充電できない状態。
その点、T100TAはタブレットにあるマイクロUSBで充電しながら、
キーボード側にあるUSB3.0が同時に使用できます。
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TransBook T100TA
バッテリー駆動時間約15.8時間
(キーボードドックとドッキング時)
バッテリー駆動時間約14.9時間
ASUS VivoTab Note 8
バッテリー駆動 約11.8時間
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T100TAでバッテリ駆動時間にこだわるなら、主にタブレット部分だけで
(キーボード離脱)で使うか、HDD内蔵なしモデルを選ぶのが賢明かも
しれません。(※2014年8月の秋モデルではHDD内蔵なしモデル廃止)
<HDMI>
HDMI出力端子があるのはT100TAだけ。
VivoTab Note 8にもMiracast機能がありますので、別途ミラキャストアダプタを
購入すれば大画面ミラーリングも可能。
しかしMiracastの無線は規格上若干の遅延があるという話もあり、
その点、HDMIケーブルのほうがミラーリング開始も簡単で現実的かもしれません。
<USB>
Windowsだからこそ、周辺機器を接続して拡張したい、よって結構重要。
VivoTab Note 8はマイクロUSBが1つだけ。
T100TAは、タブレット部分にマイクロUSBが1つ、キーボードドックに
USB3.0ポートが1つ。
両者ともにタブレット側でUSBを使う際には、マイクロUSB→USBに
変換するケーブルが必須。
T100TAもタブレットのみ持ち出すとVivoTab Note 8と同条件同じですが、
キーボードドック接続時にはUSB3.0ポートに周辺機器が接続できて
よさそう。
HUBも活用すれば複数の周辺機器を同時接続。
注意点としてはマイクロUSBは充電ジャックでもあるので、周辺機器を
接続している間は充電できません。
よってT100TAなら充電しながらUSB機器も使える、優位。
<サイズ>
大きさとしては、10インチ端末と8インチ端末の違い。
およそ幅5cm、奥行3cmの差。これを大きいとみるかどうかは、
個人差があるでしょうが、カバンの出し入れや、混み合った電車の中
などでは、少しでも小さいほうが圧倒的に有利。
ASUS TransBook T100TAタブレットのみ
幅263mm×奥行き171mm×高さ10.5mm
ASUS VivoTab Note 8 (M80TA)
幅220.9mm×奥行き133.8mm×高さ10.95mm
自宅や職場に据え置き、もしくは電車の中で使わず、カフェや仕事場のデスクのみで座って使うなら、
サイズの不便差はほとんど関係なくなり、むしろ大きい画面のほうが、より見やすく作業しやすいと
いう不利から優位に変わってきます。
<操作>
操作に関しては、8インチのタップでも感度はよく、
しかもVivoTab Note 8は本体収納式スタイラスペンが操作性を
上げてくれる。
マウスや別キーボードなどを使えば、8インチも10インチも
同じWindows。しかも同スペック。
8インチはタブレットとして、Windowsとして、パソコンに比較すれば
相当小さいものの、Windows8スタート画面やタッチパネル式なので、
ギリギリ許容できる画面サイズかもしれません。
仮にも長時間作業をする可能性があるならば、少しでも大きい画面に
しないと目が疲れることは言うまでもありませんが・・・・・。
<結論>
あくまで目安ですが、外出時、常に持ち歩く予定ならVivoTab Note 8、
ノートパソコンとして購入し、メインマシン的にも使うならTransBook T100TA、
でしょうか。
T100TAは、自宅や職場のデスクにキーボードドック据え置きでドッキング、
外出時はタブレットだけ持っていくという、2-in-1ならではの使用スタイルも
かなり現実的。
最終的なサイズ感や重量差は感覚的な個人差もありますので、家電量販店の店頭で
実機を実際に見て持って操作してみるというのがよいかもしれません。